エアーの配管に穴が開く原因は経年劣化や車の振動による擦れや腐食(金属の場合)が主な原因です。
近年の車は配管に樹脂が使用されており腐食には強いですが振動で擦れて破損してしまうことがあります。
この場合は破損している部分を特定してその配管を交換となります。
配管に問題がない場合は接続されているバルブなど作動部品から漏れている可能性が高いです。
中型・大型車のエアーが漏れる場合はエアー回路に水やオイルが入ってしまっていることが原因です。
エアーコンプレッサーで空気を圧縮すると空気に含まれていた水分も圧縮されて水になります。
また経年劣化によりコンプレッサーオイルがエアーに含まれる量が増えてしまうのでエアタンクに水やオイルが入らないようにエアドライヤーで分離を行っています。
エアドライヤーが機能している間は問題ありませんがエアドライヤーの中のフィルターは消耗品のため定期的に交換しなければ性能が低下してしまいます。
エアドライヤーの寿命は走行距離や年数ではなくエアーの使用頻度なので一概には言えませんが1~3年の間に交換することを推奨しています。
エアドライヤーの性能が低下したまま使用していると少しずつエアー回路に水やオイルが流入して各バルブ・シリンダーなどの作動部分にまで達するとエアー漏れや故障を起こす原因となります。